パタリロからツイッターへのナイスパス。ツイッターを始めて本当に良かった、マジで。

今日のメインテーマは「ツイッター始めてよかった」で、最後に1曲歌って締める、という流れで行く。

うつ病の状態が、どん底からちょっと良くなってきて、具合の悪い日の中に少し調子のいい日も時々あるような状態になってくると、1日がものすごく長いと感じるようになる。

心は不安だったり苦しかったりするが、することもないので退屈で、かと言って何かをするような気力も無い。私の場合、この停滞期が2年以上続いた。

その期間の私は、ずーっと時計を眺めて過ごしていた。でも、一向に時計の針は進まない。わざと時計を見ないようにして、だいぶん時間が経ったと思って再び見てみるが、その度、

「まだ10分も経ってない」

とガッカリする。何も出来ず不安で、それなのに時間だけはあるというのは、想像以上に辛い。

そして独特の孤独感を感じる。取り残され感と言い換えてもいい。

家族や大切な友人は、病気を理解してそばにいてくれるが、うつ病になってしまった私は宇宙人のようなものだ。

宇宙人だけど、宇宙人だということを理解してくれる、ごく身近な地球人と心が通じ合える。でも私だけ、みんなと違う。

うつ病というカテゴリーに入ってしまったことで、家族や友人との触れ合いとは別次元の「うつの孤独感」が、どうしても付きまとうのだ。

膨大な時間を、孤独に苛まれて過ごすこと。それは本当にやりきれない。

そうやってジリジリと過ごしていた去年の秋の終わり、私は友人の横水さんと一緒に、6年ぶりに新幹線に乗り、東京までお芝居を観に行くという計画を立てた。

行けるとしたら、2016年2回目の遠出になる。しかも今回は新幹線にも乗るのだ。うつ病が始まって以来の、最大のビッグイベントである。

どん底の頃から私の状態をずっとそばで見てくれていた横水さんは、チケットも予約して支払い済みなのに、

「無理しなくていいからね。ドタキャンでもいいよ、辛かったら遠慮せずに言ってよ」

と言ってくれたが、私は何としても横水さんと一緒にお芝居を見に行きたかった。

私は主治医の先生と相談して薬の量を調節し、コンディションを整える。来たるべく日に向けて、私は私を励ましながら目標に向けて突き進むのだ。(このくだりのBGMは♪ロッキーのテーマで)

1ヶ月前からその日に狙いを定めて、体を作り(=横になって静養してるだけだけど)、現状でできる限り万全の体制で挑んだ。

そうだ、もし行けたらこれは、私にとってのビッグイベントだから、誰かに言いたいよね。でも私は横水さんと家族以外の友人知人には会っていない。

でも誰かに言いたい。

…ならば、全世界にむけて発信しよう!と思いついて、ツイッターのアカウントを作ってみた。

そして当日、私は横水さんと一緒に新幹線に乗り、新宿の紀伊国屋ホールに行き、舞台を見ることが出来た。

ちなみに、そこまでして行きたかったそのお芝居は「舞台パタリロ!」である。あのパタリロ。「花とゆめ」のね。

観劇中は、笑って、一緒になって歌って、拍手して、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

帰りの新幹線で、私は「パタリロ見たー、良かったー」と言う内容をツイートした。ツイッターはこの日の、これを書くために始めたので、フォロワーさんは横水さんだけだったけど、私はとても満足だった。

私のビッグイベントは終わり、翌日1日寝込んで、ジリジリとした日常に戻った。

また長い時間が始まる。うつ病でいろんなことが出来ない私は、ヒマつぶしの方法さえ限られている。

ある日、今日はYouTubeでも見るか、2chまとめでも読むか、とiPhoneを手に取った時、ふとツイッターのアプリのアイコンが目に入った。

私はツイッターにアクセスし、何気なく「うつ」と検索してみた。

この瞬間をドラマチックに言うならば、私が囚われていた監獄のカギが、がちゃり、と音を立てて開いたのだ。

ツイッターには、同じようにうつ病に苦しむ人達がいた。苦しみ、嘆き悲しみ、それでもささやかな幸せを見つけながら、今日と言う日を、今を、生きている。

こんなに、こんなに、

仲間がいたんだ!

私は同じ病を抱える人達のツイートを読み、涙をポロポロこぼした。

誰もが、その人それぞれの人生を、病を抱える日々を、その人なりに生きている。

それは見ているだけでも勇気をもらえた。同じ境遇の人同士が、慰めあったり、ささやかに応援したり、誰かが何かを出来たりしたら「いいね」とサインを送り合ったりしている。

私は宇宙人じゃなかった。この手のひらのiPhoneの中の世界で、同じカテゴリーの人に、たくさん出会うことが出来た。病気はまだ治ってないけど、「うつの孤独」からは解放されたのだ。

もし、あなたがうつ病の孤独感を感じていて、ヤル気はあんまり無いけど、短文なら読める、という状況なら、ツイッターを始めてみてもいいかもしれない。社会復帰する前に、人と接するリハビリにもなると思う。

やってみてイヤだったらやめてもいいし、でも、もしかするとそこに、次のステージへの入り口があるかもしれないから。

私はツイッターを始めたことで、本当に救われた。

そんなわけで、私はツイッターにとても感謝している。その気持ちを歌に乗せて伝えようと思い、今から歌を歌うことにする。

~それでは聞いてください、曲は「ツイッターに捧げる歌」。

(メロディは、JITTERIN’ JINNの「♪あなたが私にくれたもの」でよろしくどうぞ。)

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「ツイッターに捧げる歌」

あなたが私にくれたもの
ひとりじゃないっていう勇気

あなたが私にくれたもの
支えてもらえるメッセージ

あなたが私にくれたもの
ほーっとひと息つける場所

あなたが私にくれたもの
日々の暮らしの大切さ

あなたが私にくれたもの
だれかを応援できること

泣き虫だったけど 仲間がいたなんて

さみしかったけど 今はおだやかよ

bye bye my hard loneliness

サヨナラ ひとりぼっち