笑う門には福来る。だからたくさん笑って、病気なんて蹴散らかしてやる。

笑う門には福来る、ということわざがある。意味を調べると、

笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる。明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味。

また、悲しいことや苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来るということ。

なるほど、よい言葉である。

笑っていれば幸福がやってくる、というのは万国共通のようで、英語でも、

Fortune comes in by a merry gate

(幸運は陽気な門から入ってくる)

ということわざがある。調べてみたらイタリア語にもドイツ語にも似たようなことわざがあった。宗派を問わずラッキーの神様は、笑顔の人間がお好きなようである。

でもこれを単なる「心がけ」のことを言っているんだな、と片付けてしまう前に聞いてほしい。笑う門には、本当に福が来るんである。

笑う、という行為には、最近では科学的にも医学的にもプラスの効果があると実証されつつある。笑いのもたらす作用が、病気の予防や治療にも役立つと注目も高まっている。

アメリカでは、笑いのもたらす効能を医療専門誌が認め、多くの病院で医療のサポートケアにも取り入れられていると聞く。

日本では、東大などの研究チームが調べたところ、毎日笑う高齢者のほうが、ほとんど笑わない高齢者に比べて、様々な病気の発病率が低いというデータが出たそうだ。

また実際に笑うことで、体内にあるナチュラルキラー細胞が増えて活性化し、がん細胞を攻撃する、というのも割と知られている話だ。がん患者さんは深刻になるよりも、たくさん笑った方がいいのだ。

その他にも笑いには、免疫機能や循環器機能を高めたり、酸素摂取量を高めたり、心臓や肺を活性化させる効果があると言われている。

また笑いは、全身の筋肉をリラックスさせる力を持つ。脳の神経伝達物質の放出を誘発させ、記憶力や想像力などの精神機能を活性化させる。

他にも鎮静作用や、老化防止や美容効果もある。よく目尻の笑いジワを気にして笑わない、という人がいるが、それだと他の表情筋が衰えて、返って老けてしまうこともあるそうだ。

笑うという行為は、プラスはあってもマイナスはないのだ。その場がお葬式とかじゃないかぎり、笑うことは本当に福を運んでくるのだ。笑っていると2割り増しくらいで感じのいい人に見えるしね。

でも、重病だったり、うつ病だったりすると笑うことすら無理、という場合もある。

そんな時は作り笑いでもいいのだそうだ。口角を無理矢理上げて作った笑顔でも、表情筋を動かされることによって、脳が「あ、笑ってる」と錯覚し、本当に面白くて笑っている時と同様に反応してくれるらしい。

作り笑いでも、なんでもいい。上に書いたような効果が見込めるのなら、病人は無理してでも笑っていたほうがいいのだ。

笑うくらいでいろんなことが良くなるのならば、今年の私は、大事な友人と一緒に笑いに笑って、病気なんて蹴散らかしてやる。笑顔の絶えない一年にしてやる。理不尽な病気なんか、もうね、茶化して笑い飛ばしてやる。

皆さんも笑顔多き幸多き病軽き一年になりますよう、心を込めてこの言葉をお届けする。

「笑う門には福来る」

あなたのところに福がやってきますように。